メールマガジン 2017年2月27日号

第47号 


藤沢法人会 メールマガジン会員の皆様

梅の花が過ぎ、河津桜も盛りを越えました。春一番、春二番、さらには春三番まで吹いた今年の早春ですが、いよいよ本格的な春の到来が迫ってきた気配が濃厚です。皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
トランプ大統領の就任からまだ1ヶ月ちょっと、ハネムーン期間と言われる時期なのに、トランプ大統領の様々な発言や行動は世界中を驚かせているようです。
また、マレーシアで金正男氏が暗殺され、世界は混沌としておりますが、そんな中で今月のメールマガジンをお送りいたします。

▼今月のトピックス!▼

  1. 節約志向を背景に消費支出3年連続減

  2. エンゲル係数、4年連続で上昇

  3. 2017年度国民負担率、微増の42.5%

  4. 国の債務超過、過去最悪を更新

  5. 高所得高齢者、介護サービス3割負担に

  6. 天皇陛下の退位、6割近くが「恒久制度」に

  7. 納豆で脳卒中・心筋梗塞リスクが低下

節約志向を背景に消費支出3年連続減

総務省は2016年の総世帯の家計調査で、1世帯当たりの消費支出は1カ月平均24万2425円になったと発表しました。前年比1.8%減となり、3年連続で前年を割り込んでいます。個人消費の低迷が背景にあり、同省では「将来の支出に備えて貯蓄に回す傾向」があるとして、依然、節約志向が強いことを指摘しています。事実、税や社会保険料を差し引いた可処分所得は4年ぶりに0.4%増と増加に転じたものの、増加分が消費に回っていない実態を示しています。

エンゲル係数、4年連続で上昇

総務省は2016年の家庭の消費支出全体に占める食費の比率、いわゆるエンゲル係数が25.8%になったと発表しました。4年連続の上昇で、1987年以来29年ぶりの高い水準にあります。エンゲル係数は、生活水準が高くなるにつれて数値が低くなり、逆に生活水準が低くなるにつれて数値は高くなるとして知られています。同省では、所得が伸び悩む中、円安や天候不順が響き、食料品が値上がりするとともに、食料品以外での生活費節約が反映した形で、エンゲル係数が高まったとみています。


どちらも総務省からの発表ですが、個人消費の伸び悩みが明白ですね?

2017年度国民負担率、微増の42.5%

財務省は2017年度の国民所得に占める税と社会保障負担の割合となる「国民負担率」は42.5%になるとの試算を発表しました。消費税や所得税、住民税といった国と地方を通じた税負担率は前年度比0.1ポイント増えて25.1%、社会保障のために支払う保険料などの負担率は同0.1ポイント減の17.4%となります。将来世代の国民負担となる財政赤字を加えた「潜在的国民負担率」は49.4%となり、過去最高水準域にあります。

国の債務超過、過去最悪を更新

財務省が発表した2015年度「国の財務書類」によると、政府全体の資産と負債は負債が資産を上回る債務超過となっており、その額は520兆8千億円となっていることが分かりました。過去最悪となった前年度をさらに28兆8千億円増加し、債務超過状態が拡大しています。社会保障費の増加を補う国債発行が増えたことが要因としています。2015年度末の負債は過去最大の1193兆2千億円となり、このうち国債発行残高は917兆5千億円となっています。


言うまでもなく、いろいろな対策が急がれますね?

高所得高齢者、介護サービス3割負担に

閣議決定された介護保険関連法改正案で、高所得高齢者の介護サービス利用自己負担を現行の2割から3割に引き上げることとし、今国会へ提出しました。3割負担となる高齢者の所得は、単身で年収340万円以上(年金収入のみは344万円以上)、夫婦世帯では463万円以上とし、厚労省の推計によると、利用者全体の3%にあたる約12万人が該当するとしています。また、40~64歳が負担する保険料については、収入に応じて負担が増える「総報酬割」という計算方法が導入され、公務員や大企業社員は負担が増え、中小企業に働く社員は負担が減ることになります。


ところで、天皇陛下の退位の話題もいろいろと議論されているようです。

天皇陛下の退位、6割近くが「恒久制度」に

時事通信が行なった世論調査によると、天皇陛下の退位に関して、「将来の天皇すべてが退位できるような恒久制度にする」ことを望む人が57.9%だったことが分かりました。一代限りとする「特例法で今の陛下一代限り退位を認める」特例法での対応をとする人は32.8%でした。また、今国会で議論されている「テロ等準備罪」を創設する組織犯罪処罰法改正案に関しては、賛成が66.8%、反対が15.6%でした。


天皇陛下もご高齢ですし、早く、ご自身のお気持ちに沿った結論が出されるといいですね?
最後の話題はちょっと軽い話題で行きましょう。

納豆で脳卒中・心筋梗塞リスクが低下

岐阜大のチームが納豆を「ふだんよく食べる人」は「そうでない人」と比べ脳卒中で亡くなるリスクが約3割低くなるという調査結果を発表しました。同チームが高山市に住む男女約2万9人に1992年に健康状態や食習慣などを聞き取り、2016年の生死や死因を調べ、納豆を良く食べる量に応じて4グループに分けて死亡リスクとの因果関係を調査した結果、脳卒中の死亡リスクは32%低かった。心筋梗塞でもリスクが下がる傾向が見られたとしています。



私立中学の受験日から始まった2月ももう後半、概ね大学受験の日程も終わりかかっているようです。
3月は卒業式、そして人事異動や転勤など季節ばかりではなく身の回りの環境が大きく変わる月です。いつもに増して体調に気をつけて頑張りましょう。